マカとは


マカは、大根やカブと同じアブラナ科の植物です。

土の上では地を這うように葉を広げ、掘り出すとカブのような形の球根を付けています。

食用となるのはその球根の部分で、色は紫、黒、薄い黄色などさまざまです。

マカは、約2000年前から南米アンデス高原4000mの高地で栽培されています。

アンデス高地は赤道直下に近く、日中は強烈な太陽の光が降り注ぐ一方で、夜は気温が0度以下まで下がるほどの昼夜の温度差が激しい過酷な自然環境です。

凍結、強風、日照り、といった極端な天候状態でも耐えられるマカは、とても生命力の強い植物です。

このような環境下では、樹木はほとんど育ちません。

しかし、樹木がない分、栄養分が吸収されずに、土地はミネラルが豊富に含まれている状態になっています。

この豊かな土壌で、マカは栄養分をたっぷり蓄えながら成長します。

マカを一度栽培し、収穫した後、その土地はおよそ5年間は休耕が必要とされています。

それほどマカは、土壌の栄養分を吸い上げるので、野菜の中では群を抜く栄養価を誇っています。

その栄養価の高さからマカは、「アンデスの女王」「生命の糧」「アンデスの朝鮮人参」などと呼ばれ、精力増強や滋養強壮にも効果があることから、「天然のバイアグラ」などとも呼ばれています。

アンデスの人々は、おかゆにして食べることが多いようです。

日本や欧米ではサプリメントで摂取することが多いですが、サプリメントの場合には、球根部分を乾燥させてすりつぶしたものや、球根から抽出したエキスが使われています。